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「夜のざわ計画」取材記事

  時事・取材   投稿者 OC編集部   コメント数 0
最終コメント日時 2009-12-31 19:20:42   投稿日時 2009-12-31 19:20:42
『オトコノコ倶楽部vol.2』のコンテンツより。
※『オトコノコ倶楽部』編集部では、女装通信にコンテンツを定期的に投稿していく予定です。


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2009年の5月23日、東京都は萌えの聖地秋葉原の「AKIBAスペース」で、オールナイトの女装オンリーコスプレイベント「夜のざわ計画」が開催された。

基本的に交流サロン的なスタイルで、持ち込みがOKということもあって、それぞれ自由にお酒を用意して飲んだりしてゆっくり会話をするのが中心のイベント。コミュニケーションをとりやすいように、いろいろな道具立てがされていたのもユニークなポイントだった。

特に、今回は『アカギ~闇に降り立った天才~』『天―天和通りの快男児』など麻雀漫画、ギャンブル漫画で有名な作家、福本伸行氏の作品をフューチャーしていたために、麻雀卓がたくさん用意されていた。

中でも『アカギ』の劇中で行われている、麻雀牌のほとんどが透明で手牌が透けて見えるという“鷲巣麻雀ルール”の卓が準備され、参加者の耳目を集めていた。

同人誌即売会にはいろいろな規模のものがある。ニュースでもたびたび取り上げられる夏と冬コミケのような大規模なものばかりでなく、ジャンルを決めて中~小規模で開催しているものが多い。そんな中で、「女装美少年」を中心ジャンルに扱った即売会の草分けが、当初「鰤計画」という名で開催(もともとはその頃大人気だった“ギルティギアイグゼクス”というゲームに登場する“ブリジット”という美少年が愛称「鰤」と呼ばれており、彼を中心テーマにしていたため「鰤計画」という名前がついていたのであった)これが続けて開催され、三回目で、ブリジットだけでなく、女装、ふたなり、性転換などを幅広く扱った「計画」というイベントとなり、現在13回まで行われている。

今回の「ざわ計画」は同人誌即売会の「計画」から、即売会の部分を抜いた、交流会的な部分が中心となっているというわけなのである。主催団体ケットコムの代表、鷲見氏はこう語る。

「今回、たまたま会場が安く借りられたので、オールナイトのコスプレとコミュニケーション中心のイベントにしてみました。〝計画〟はもともとはピンクハウス計画、略してPH計画という、みんなでピンクハウスを着るイベントがルーツです」

いちはやく、しかももう7年も女装少年中心のイベントを続けている鷲見氏に、女装少年は好きですか? とたずねると、 
「好きでないと続けてないですよね(笑)」とのことだった。

オールナイトイベントということで、10歳代は参加できなかったが、来場者は、20歳代~30歳代と基本的に若め。今回は200人程度が来場の大盛況。会場は、8人程度で囲めるテーブルと椅子が多数設置、自然に話がしやすい形でセッティングされており、打ち解けることがしやすいように気が遣われていた。



鷲巣麻雀(マンガ『アカギ』を参照)に熱中する女装コスプレイヤーたち。


話すだけでなく、前述の麻雀卓を使ったり、プレイステーションポータブルを持ち寄って協力系コミュニケーションゲームとして人気の、「モンスターハンターポータブル2G」や「機動戦士ガンダム 戦場の絆」などをプレイしている参加者も多く、いろいろな形で楽しめていたようだ。

会場奥にはステージと大きなスクリーンが設置されており、そこには最近流行のアニメの動画を中心に映し出されていた。フロア一部ではダンスができるようにもなっていた。もちろん、あちこちの空きスペースで、コスプレイヤー同士がお互いを撮影する様子も見受けられた。

コスプレの一番人気はこの時旬まっただ中だった『けいおん!』の秋山澪。またネットで人気の『東方シリーズ』など現在流行のキャラクターから、私服の女装子など幅広い顔ぶれ。また、コスプレ衣装レンタルブースが設置されていたため、会場に手ぶらで来てコスプレすることも可能だった。

“計画”名物となっているのが、ステージで行われるコスプレコンテスト(通称:コスコン)というイベント。毎回20組を超えるエントリーがあり、ここでの優勝はひとつのステータスになっている。

この時間になると会場に集まった男の娘ファンがステージ前に殺到。カメラのフラッシュが光り続ける(事前に言っておけば、写真を撮られることに問題がある参加者は写真撮影無しにすることも可能)熱気あふれた状態になる。

今回、24組がエントリー。同率三位が二組。メイド衣装で女装レズっぽいアツアツな仲良しっぷりを見せ付けて注目を集めるカップル? 愛知県から参加の“レナ&みのりん”さんと、セクシーなチャイナドレス姿だった“上井ユキナさん”。二位となったのが『魔法少女リリカルまじかるなのはStrikers』のフェイト・T・ハラオウンのコスプレの“みなぎるユースケ”さん、優勝したのは『黒執事』という漫画の主人公、のシエル・ファントムハイヴのドレス姿のコスプレをした、仙台からやってきた“rie”さんだった。



コスプレコンテストの入賞者たち。


最近、こんな風に気軽に参加できるイベントが増えてきている。中でも“計画”系は参加しやすい雰囲気があるため、イベント参加未経験者は“計画”シリーズへの参加からチャレンジしてみてはいかが?

またこういう、ある程度大きいイベントになると、その前後に飲み会や食事会などのイベントが企画されることも多い。こまめに情報収集して動けば、女装を楽しめる友達や仲間を見つけて仲良くなるチャンス。ミクシィなどのソーシャルネットワークのコミュティを中心にをチェックして、前後のイベントにも参加してみるのが、こういうイベントを楽しむ秘訣といえるかも。(来栖美憂)


★来栖美憂プロフィール
総理大臣から女王様まで取材してきた雑多なモノカキ。著書・編集本いくつかあり。インチキくさい企画屋。ミステリ好きのヲタクでゲーマー、サブカルの世界に詳しい。たまにメイド。
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